福島弘達(ふくしま ひろみち)
【経歴】
熊本県在住
1999年 大学在学中から介護老人福祉施設で働く。
2001年 福祉系大学社会福祉学部社会福祉学科を卒業後、福祉の仕事に疑問を感じ、半導体製造装置の製造に携わるも会社が倒産、介護資格ゼロから従業員180人、入居定員120名の介護老人福祉施設(デイサービス併設)に入職。
ケアワーカー、ソーシャルワーカー(ケアマネージャー兼務)、フロアリーダーを歴任。
2008年 施設部部長として人事労務管理・運営管理部門を統括。
2012年 4介護事業所職員の 人材教育、パーソナルコーチング、介護職員初任者研修、
介護職員実務者研修の講師担当開始
2013年 介護老人福祉施設(従業員30名、40名定員) 施設長として、以下の立て直しのために着任。
・年あたりの離職率50%
・介護スタッフ不足でサービスの提供が困難となり、ショートステイサービスは1年5か月開店休業状態
<対策>介護、ケアマネジメントの業務支援に直接あたりながら、施設の『理念』の再確認、事業計画の職員との共有と具現化するためのグループワーク、個別面談(仔細は後述)を行いながら、人員増に奔走した。着任2か月には人員が足りるようになってきた。着任後、2か月半には、開店休業状態だったショートステイサービス提供の再開にこぎつけた。
<結果> 2014年度は年間離職率を8%まで低減
2015年 『ケアソリューション パートナーズ」設立し独立。
2016年 熊本地震の体験から心のケアの大切さを痛感し、cotree社のオンデマンド型カウンセリングサービスを介してもサービスを提供中。
【自己紹介】
①福祉のプロとして
10年以上にわたる介護事業所の経験により、認知症、老々介護、経済問題、介護疲れ等無数にある課題に対して考えていくことができます。
①講師として
介護福祉士やケアマネージャーなどの介護の資格取得の支援、事業所における社員教育が担当できます。
②コーチとして
いきいきとした職場運営を心掛けてきました。その中で気が付いたことがあります。
それは部下や同僚が人間関係の悩みを抱えたままで仕事する場合、重要な報告や
連絡の円滑さに支障を来したり、いつもはすることのない方でもミスを連発したり・・・
最悪のケースでは家族問題が引き金となり離職にまで至ったケースがありました。
“単なる福祉のプロではいけない!” そう思い、精神面からの支援を担うべく、2009年専門学校の精神保健福祉学科通信制に入学し、精神保健福祉士の資格を取得しました。
更には2010年にオンライン授業で生涯学習開発財団認定コーチのカリキュラムを修了しました。
これらで得られた知識を実践に活かそうと、パーソナルコーチングを通じた面談を開始しました。
パーソナルコーチングは、各部署のリーダー5人に対して隔週、3か月間続けたところ、部下を責めがちなリーダーが、それぞれの「ミッション」・・・為すべき使命や「バリュー」・・・・叶えるべき人生における価値 に気づきはじめました。なぜなら、スタッフからは「働きやすくなった」、施設の利用者家族からは「雰囲気が明るくなった、職員の対応がよくなった」と評価がそれまでとは全く別の内容へと進化したからでした。
他にも、職員の一人ひとりに対して個別面談を実施する際にも、コーチングスキルを活かしてきました。元々は人事考課の為の面談でしかありませんでした。「誰にも相談できずに悩んでいたけれども、話ができて解決策が見えてきた」との感想を下さる方が出たときには、”やって良かった”と感じたものでした。
【公職】
・熊本県介護の日の実行委員。(第1回、2回)
・熊本県ユニットケア基礎研修講師 (平成22年)
・菊池広域連合介護認定審査会委員
・キャラバン・メイトとして「認知症サポーター養成講座」の講師。
・熊本市職業訓練センターにて介護職員初任者研修、介護職員実務者研修講師
・菊陽町社会福祉協議会介護職員初任者研修講師
【コンサルティング】
放課後等デイサービス、介護老人福祉施設
【コーチング・カウンセリング】
現在に至るまでに、延べ3200時間以上のコーチング、カウンセリングを行っています。
【執筆】
・アナブキコミュニティプレスへの「認知症の正しい理解」についてvol75 P14より
・第14回:ストレスチェック実施後、働きやすい環境づくりの為に―その③医師以外の専門職による発達障碍者支援
・ニーズの把握が困難な認知症ケアプランの立案 重度認知症の人のニーズ把握とケアプラン作成.施設ケアプランと記録の教室2011年05月20日発行 8巻5号:pp26-34
・柔軟にケアプランを作成・修正するためのモニタリングの進め方 モニタリングシートの活用法.施設ケアプランと記録の教室 2012年5月12日発行9巻 5号:pp42-48
・メンタル不調者のための復職・セルフケアガイドブックへの事例提供
【資格・学位】
2001年 社会福祉学学士
2002年 社会福祉士,福祉住環境コーディネーター2級
2008年 介護支援専門員(ケアマネージャー)
2009年 精神保健福祉士, 社会福祉士相談援助実習実習指導者講習会受講修了
2010年 (財)生涯学習開発財団認定コーチ
2011年 ユニットケア施設管理者研修修了
2012年 ユニットケア指導者養成研修修了
2015年 第一種衛生管理者
2015年10月18日、ストレスチェック実施者養成研修修了
2017年 相談支援専門員